どうなる!?新卒採用!アフターコロナの採用展望とオンライン採用対策3選

コロナでどうなる!?新卒採用!アフターコロナの採用展望とオンライン採用対策3選

キャリアマートでは2020年4月22日に、初のオンラインセミナーを「100年に一度の大転換期!最新市場と学生のリアルを大解剖!どんな状況でも学生の心を掴む!たった2つの採用成功手法 を伝授」というテーマで開催いたしました。緊急事態宣言で自粛を余儀なくされる中、75社86名の企業様にご参加いただきました。

「cocripo」というツールを利用し、Webセミナーならでは特徴を活かし、第一部は東京本社から、第二部は大阪支店からと別々の場所からお送りしました。

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今回は、そのセミナーの際にお伝えした「アフターコロナの採用展望とオンライン採用対策3選」をテーマにお届けします!

業種別にみる影響

新型コロナウイルスの感染拡大によって、娯楽施設・飲食店・交通機関などは大打撃を受けている一方、スーパーなどは売上を伸ばしている…ということは、感覚的にもなんとなくご存じかと思います。下記は株式会社ナウキャスト及び株式会社ジェーシービーが提供する「JCB消費NOW」のデータになりますが、数字で見てみると一目瞭然。遊園地3月前年比は96%も落ち込んでいるのに対し、スーパーは17%増という状況です。

新型コロナ 業種別の影響

また、外出自粛の影響で家の中で過ごすため、室内向けの商品が人気で、ゲーム業界の大手「任天堂」では2020年3月期連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が前期比41.1%も増加しています。マスクなどの衛生用品と同様に、任天堂の最新ゲーム機「Nintendo Switch・Switch Lite」などは品薄状態により抽選販売を行うほどで、ヨドバシカメラの抽選販売時、Switch Liteの人気色では、当選確率が約750倍にもなっていました。

そんな世間の状況に、新卒採用は大きく影響されてくるのですが、各社どのように感じ、どう対応しているのでしょうか?

採用活動に及ぼしている影響

全体88%が策を講じながら…その策とは?

新型コロナウイルスが「今後の採用活動に影響を及ぼすであろう」と回答している企業は全体の98%にも及んでいます。そんな中、全体の88%の企業が何かしらの対策を講じながら、採用活動を継続しています。

主な対策方法「説明会・選考会のオンライン化」

Web面接・面談の活用が32.9%、Web説明会の活用が37.2%と、直接対面せずにできる対策を講じて採用活動を継続していることがわかります。

しかしながら、面接・面談をただ単純にオンラインに切り替えればそれでいいのかと言われればそうではありません。

オンライン化した場合、画面越しではやはり「見極める」ということが対面での対応よりも困難になってきます。オンライン面接・面談における見極め対策については、下記の記事でご紹介してますので、ご参考ください!

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オンライン採用での人材見極めポイント

活動開始の後倒しによる長期化の懸念

また、同時に活動が思うように進まず、面接の開始が遅れており採用活動の長期化が見込まれています。

マイナビが新卒採用スケジュールにどのような影響を及ぼしているかを検証するために、2月中に回答のあった企業と、感染拡大のニュースが大きく報道され始めた3月に回答のあった企業の回答結果を比較しています。(画像参照:マイナビ)

2月と3月を比較すると、面接の開始時期が約1ヵ月ほど後倒しになる様子が見受けられ、その後の各選考フェーズでも後倒しになることが予想されます。

アフターコロナの採用展望

大卒求人倍率の下落予想

リクルートワークス研究所が発表している大卒求人倍率が、毎年4月下旬ごろに発表していますが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、再調査を発表しました。今年は6月下旬ごろの発表を予定しており、前年より下落することが予想されています。

新卒採用の採用活動については、景気変動より1~2年ずれて影響があるため、今後の動向に注目が集まります。

21卒学生の活動速報

2020年4月1日現在の内定率取得は 34.7%と、2020年卒と比べて8.3Pt上昇しています。ただ、このデータはインターンシップ期間に早期から活動していた学生が内定を取得していると想定されます。

実際に、2021卒の学生のインターンシップ参加率は2020卒と比べると、5.4Pt上昇しております。2022卒の学生は、景気変動への不安により、さらに早期から活動を始めることが予想されます。

2022卒インターンシップサイトでは2020年4月よりオープンしており、当社クライアントでもアクセス数が500~700%増を記録しております。

リーマン・ショック時の採用活動を振り返る

ここで、2012卒採用市場について振り返ります。

2008年9月に世界的規模で金融危機が発生した、リーマン・ショックはまだ記憶に新しいですが、今回のコロナショックが経済に与える影響は、一部報道ではリーマン・ショックの数十倍の金融恐慌が起こるとも言われています。

リーマン・ショック後、大卒有効求人倍率が最低を記録したのは2012卒採用で1.23倍でした。

その前後2011卒採用と、2012卒採用での内定辞退者の増減を見てみると、2012卒採用の方が内定辞退者が増加した、という企業が25%と増えていることがわかります。

 

実際、2012卒採用ではおよそ71.3%の企業が採用に関する何かしらの不満を抱えていました。買い手市場になる、とはいえ企業優位になるとは言い切れません。

 

なぜなら、採用活動は「絶対評価」ではなく「相対評価」で合否を付けている企業がほとんどです。

買い手市場になると、母集団が増加するため、今までよりも優秀な学生が集まります。そのため、企業はより優秀な学生に内定を出してしまうため、一部の学生へ内定が集中し、内定取得者と未内定者の大きな二極化が進みます。結果、内定辞退率が上がり、採用数・質ともに満足できない、という企業が増えてしまうのです。

 

明日からできる!具体的解決策

では、企業の人事担当者の皆様が採用成功のために実施するべき施策とは何でしょうか。
それは「最終選考までに学生を合格ラインまで育て上げること」です。

しかしながら、採用のオンライン化が進むことによって、これまで対面で出来ていた「学生1 人 1 人に合わせた 『 対面 』 での惹きつけ」等の対策ができなくなり、より一層採用活動が厳しい状況になってくるかもしれません。

そんな中でも、2021採用、2022採用で即実践できる具体策をお伝えしました。

ずばり!Web施策の有効活用3選

Webでの選考(接触)回数を増やす

  • アンケートフォーム(Googleフォームなど)を活用して、学生の思考を引き出す
  • 適性検査を活用し、選考だけでなく面接時の補足ツールとして活用
  • 合格回数を増やす

Webでの情報提供を増やす

  • 選考フェーズに合わせた情報提供
  • 個別感・特別感を出すことで学生の志望度を上げる

ステップメール、採用動画を活用し、各学生の選考フェーズに合わせた情報提供を心掛ける

学生同士の交流を活性化

Webを活用した、オンライン座談会、オンライングループディスカッションの導入等

市場変動でも左右されない採用手法とは

さらに言えば、どんな状況下においても対応できる採用手法を活用していれば、今のコロナ禍における市場変動にも全く左右されずに採用活動を継続できます

ステップメールの活用

第一部でも触れた通り、ステップメールを活用して学生の知りたい情報を知りたいタイミングで提供することです。その中で、採用動画を活用し、企業の社風も伝えます。就活アドバイスなども盛り込み、意欲の高い学生の成長意欲を掻き立てます。

オンライン懇親会の活用

学生が発言しやすいよう、少人数制でのオンライン懇親会を実施します。なるべく似たタイプの学生を同じグループでアサインし、先輩社員にも同席を依頼しましょう。すでに、内定承諾をしている学生をアサインして客観的な意見をもらうのも良い手法です。

また、採用効率を上げるために「質の高い学生」×「自社に興味のある学生」を採用することも大切になります。そのため、記のステップメールの手法を用いて定期的に学生に接触し、学生の意識を自社で埋めていく(脳内シェア率を高める)施策が必要となります。

[参加無料]ライブ配信セミナー

100年に1度の大転換期到来!満足のいく採用をするためには、以下のことが重要になってきます。

  1. 採用計画を前倒して実施する
  2. 採用ターゲットの選定・育成を重視する
  3. 定期的な接触により学生の脳内シェア率を獲得

今回ご紹介させていただいたのは、ライブ配信セミナーでのごく一部の内容です。詳しく知りたい!という方は、ぜひ下記よりご相談ください。

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