MOCHICA(モチカ)の特徴とは?機能や料金、成功事例まで解説!

MOCHICA

近年、新卒採用の早期化や長期化により、採用媒体の複数利用や、1年で採用人数が充足せず2か年による採用活動となっているケースが多く見られます。

そこで工数を削減するための施策として、エントリーから内定まで一括管理が可能で、採用業務を効率化出来る採用管理システムがとても便利です。

しかし、現在、採用管理システムは100種類以上あるとも言われるほど、様々な種類があります。その中でも今回は採用管理システム「MOCHICA」について特徴やメリット・デメリット、金額感まで徹底的に紹介します。

MOCHICA(モチカ)とは

MOCHICAとは

「MOCHICA」は株式会社ネオキャリアが展開している採用管理システムです。

LINEと連携できる採用管理システム(ATS)というところが一番の特徴で、導入実績は800社以上と豊富です。企業と応募者の距離を「もっとちかく」するツールとして誕生し、人事担当者が選ぶ「採用管理がしやすい」LINE連携ATSとして、NO.1を獲得しました。

MOCHICA(モチカ)の特徴・強み

様々な採用管理システムの中で「MOCHICA」は、どんなところを強みとしているのか、3つ紹介します。

日程調整がLINE上で自動完結

MOCHICAは、LINE連携できる採用管理システムとして活用されています。

管理画面に説明会や面接日の日程を登録しておけば、LINE上で自動的に日程を送ることができ、簡単に日程調整が可能です。

これまでの日程調整の手順としては、ナビ上やメール、電話で追いかけをするパターンが多かったかと思います。しかし、LINE上で簡単に調整が可能になれば、時間が大幅に短縮できます。

一方で応募者側は、LINE上で送られてきた日時を選択するだけで予約をすることが出来るので予約率の向上にも繋がります。

応募者とのスピード感あるコミュニケーションを実現

MOCHICAではLINE上での一斉送信だけでなく、個別のメッセージも使用することが出来るため、応募者とのコミュニケーションが円滑に行えます。

イマドキの学生は、メールや電話をしても返信が無いという課題が近年目立ちつつあります。「知らない番号からの電話は一度調べてから折り返す」というケースが多く、折り返しの対応に時間が取られている人事担当者も多いのではないでしょうか。

現在のLINEの利用率は年代別に見ると、20代が最も多く98.1%(※)の人が利用しているため、返信率が高いだけではなく簡単なアクションから接触が可能です。

※参考:#GROVE

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きめ細かい選考管理が可能

紹介した日程調整だけでなく、応募者の選考参加状況、選考評価、申し送りなどの選考ステータス管理や、エントリー者の属性、エントリー数推移などの進捗数字まで一目で確認することも可能です。

MOCHICA(モチカ)の主な機能

MOCHICAは多様な機能があります。主に以下のような機能がありますので、詳しく見ていきましょう。

  • 選考ステータス管理
  • 権限管理
  • ダッシュボード
  • メール
  • フラグ設定
  • メッセージ自動送付
  • カレンダー機能
  • ファイルアップロード
  • 1:1トーク機能

選考ステータスの管理

応募者の選考参加状況や選考評価、申し送り事項などの情報を記録することができ、様々な経由の応募情報を記憶することができます。

権限管理

人事担当者ごとのアカウント発行が可能であり、それぞれのアカウントに管理権限を振り分けることが出来ます。

権限の管理が出来ることで、外部のエージェント用のアカウント発行が可能となり、社内・社外共有として採用管理システムを通しての進捗確認もスムーズになります。

ダッシュボード

エントリー者の属性(性別、エントリー経由)や、エントリー数推移(月次、年間)、採用進捗などが円グラフとして一目で確認することが出来ます。現在の進捗確認が一目でわかることで、データを落としてExcelで管理するなどの手間を省くことが出来ます。

メール

応募者の中には、LINEを就職・転職活動で使うのには抵抗があり、LINEでの連絡を希望しない方もいます。そういった場合には、従来通りメールでの連絡も可能です。

フラグ設定

各企業独自の管理用フラグを設定できます。そのため、説明会やインターンシップ時期に学生に取った選択肢形式のアンケートなども分けることが出来るので、例えば業種ごとに分けている場合なども便利でしょう。

メッセージ自動送付

リアルタイムでのメッセージ送信も可能ですが、あらかじめ設定したメッセージを自動で送付することが可能です。例えば一次面接合格のフラグを更新すると、応募者には合格通知がLINEから自動で送られます。

カレンダー機能

月間スケジュールが表示されているため、「選考の予約」「説明会の実施日」「面接の実施日」など、当日の予定はもちろん、未来の予定も一目で確認することが出来ます。

また、担当者ごとにアカウントを発行することが出来るので、MOCHICA内でスケジュールを簡単に共有できます。

ファイルアップロード

応募者からの履歴書やアピール写真などを保存することが出来ます。その他、応募書類が必要な企業もあると思います。MOCHICAはExcel、Word、PowerPoint、PDF、動画など様々な形式での保存に対応しているため、柔軟に管理することが可能です。

1:1トーク機能

一斉送信だけでなく、LINEの個別メッセージも使用することが出来るため、応募者とのコミュニケーションが円滑に行えます。

MOCHICA(モチカ)の料金プラン

MOCHICA 料金プラン

画像引用:MOCHICA

料金プランは「ライトプラン」と「スタンダードプラン」の2種類になります。2つの違いは応募者の総数(エントリー管理数)です。ライトプランは300人まで、スタンダードプランは応募者数制限なしで利用が出来ます。

気になる料金は、ライトプランは月額25,000円、スタンダードプランは月額65,000円となります。

MOCHICA(モチカ)を利用するメリット・デメリット

採用管理ツールを検討する上で、様々検討されているかと思いますが、「MOCHICA」を利用するメリットとデメリットは何なのかを解説していきます。

メリット

管理画面がシンプルかつ一目でわかる操作性を兼ね備えているので、採用管理ツールというものに慣れていない人事担当者も使いやすい設計です。

また、LINEと連携されており、管理画面より日程を入力すれば応募者との連絡は一括で行えて効率的です。電話やメールに比べて反応してくれる確率が大きく向上するでしょう。

デメリット

月額料金とは別にLINEアカウントの作成費用が発生します。LINEのアカウント作成費はメッセージの通数によって異なります。

また、応募者によってはLINEでの採用活動は疑問に感じる方も一定数いるため、全部LINE内で完結させるのではなく、見極めが大切です。

MOCHICAは、LINEとの連携は自動でスムーズなものの、他の採用媒体との連携が出来ず、必ずワンクッション置いて応募者を取り込む必要があります。学生情報の取り込みには少々時間がかかるようです。

他のLINE連携できるATSとの比較

MOCHICAと他の採用管理システムでは、どういうところに違いがあるのでしょうか。今回は、DONUTS社のジョブカン採用管理とマイナビ社のアクセスオンライン(AOL)との違いを見ていきましょう。

アクセスオンライン(AOL)との違い

アクセスオンライン

アクセスオンライン(AOL)との大きな違いは費用感です。AOLはエントリー数などに制限がなく、また、年卒毎に費用を一律としています。大企業にはおすすめですが、採用規模が小さい企業や、年卒毎の契約より月額の方が良い企業については、MOCHICAがおすすめです。

こちらの記事で、アクセスオンラインの機能や使い方、導入事例を紹介しているので、気になる方はあわせて参考にしてみてください。

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ジョブカン採用管理との違い

ジョブカン採用管理

ジョブカン採用管理は中小企業に多く使われており、中途採用で用いる媒体の10種類以上(マイナビ転職/マイナビ転職MIWS、リクナビNEXT、dodaなど)と自動連携できる機能が特徴です。

中途採用向けの管理システムとなるため、新卒採用にも力を入れたい場合はMOCHICAの方が良いかもしれません。

こちらの記事で、ジョブカン採用管理の特徴や料金、評判について紹介しているので、あわせて見てみてください。

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MOCHICA(モチカ)の評判・口コミ

ここまでMOCHICAの特徴を述べてきましたが、実際に利用されている担当者の口コミなども見ていきましょう。

良い評判

以下のような良い評判が多く取り挙げられています。

  • 選考の日程調整が楽になった
  • 採用活動がスムーズに進むようになった
  • LINE連携が簡単
  • 誰が誰に、どのようなメッセージを送っているかも見える化できた
  • 内定数が昨対で400%以上増えた

上記の評判からわかるように、一目でわかる操作性とLINE連携できるところから応募者との連絡がスムーズになり、工数削減につながっている事が多いようです。

また、業種を問わず活用ができ、エントリーから内定まで一括管理出来る機能性の高さも高評価に繋がっています。

MOCHICAの導入で、学生とのコミュニケーションにかけていた時間が半分になったという企業や、LINEとの連携で、説明会後のフォローがしやすく、辞退率が改善された企業も多く見受けられました。

このように、MOCHICAの導入によって、採用業務の効率を大幅に上げてくれる期待が持てますね。

悪い評判

月額料金以外の費用がかかるというところが挙げられています。利用料+LINEのアカウント発行料・企業の採用HP制作など別途の費用が発生します。

また、PCで立ち上げた際にはGoogle Chromeのみのログインシステムで、スマホのブラウザ上だとPCではできたことが出来ないケースも見られます。

応募学生の増加とともに連絡が増えるにつれて「同じ名字の学生が検索結果に何人も表示される」「時々、履歴の読み込みに数分かかるようになってしまう」という声も見受けられ、細かい仕様の部分で不便さを感じた人もいるようです。

また注意点として、MOCHICAはLINE公式アカウントなしでの利用はできないので、事前に理解しておきましょう。

MOCHICA(モチカ)を導入すべき企業

MOCHICAを導入すべき企業の特徴を詳しく見ていきたいと思います。

メールや電話対応に時間を多く取られている企業

応募者からメールや電話がつながらないことや、折り返しの対応に時間を割かれている企業におすすめです。20代の登録率98%を誇るLINEとの連携により、発見率の向上が見込めます。

また、LINE上で一括送信だけでなく、個別対応も可能です。LINEでの連絡が難しい場合にはメールにて切り替えることもできるので、応募者によって使い分けることが出来ます。

最小限の工数でエントリーから内定まで進めたい企業

進捗管理を手軽に行いたい企業へおすすめです。MOCHICAでは管理画面を開いた際、円グラフにてエントリー者の分析が表示されています。気になる進捗数字はもちろん、学生の傾向分析も可能です。

また、管理フラグが自由に付けられることや選考ステータスの管理ができるので、採用のために複数媒体を利用してもエントリーからの一括管理が可能です。

MOCHICA(モチカ)の導入成功事例

実際に導入された企業に、どのような変化があったのか見ていきましょう。

ITサービス/A社

<導入前の課題>

  • 最初はメールで応募者たちと連絡を取っていて、LINEに切り替えてほしいという声が多く、個別にLINEで対応していたが2度手間になってしまっていた。

<施策内容>

  • 採用管理システムをMOCHICAに変更。LINEとの連携をフルに活用した。

<導入後の成果>

  • LINE連携をしたことで、工数削減に繋がった。また、反応率も向上したため歩留まりの改善につながった。

広告/B社

<導入前の課題>

  • 歩留まりが悪く、母集団形成に広告費をかけていたので削減したい。

<施策内容>

  • 応募者からの連絡方法をスムーズにするため、採用管理システムをMOCHICAに変更。

<導入後の成果>

  • LINEとのコミュニケーションが増えたことで、エントリーからの歩留まりが15%向上した。また、課題であった広告費は約200万円削減することが出来た。

コンサルティング/C社

<導入前の課題>

  • 合同企業説明会に参加してもエントリーからの歩留まりが悪い。

<施策内容>

  • 採用管理システムをMOCHICAに変更。合同企業説明会参加後すぐにLINEへの友達登録を促し、歩留まりが改善された。

<導入後の成果>

  • リスト管理と追いかけにかなり工数を割いていたが、QRコードでの友達登録が簡単でタイムリーに追いかけが出来たことにより、歩留まりが改善された。

MOCHICA(モチカ)の利用までの流れ

MOCHICAはお申し込み開始~利用開始まで、最短5営業日で可能です。

  1. お申し込み
    初期設定についてのヒアリングシートの記入が必要です。
  2. LINEアカウント取得
    自社の公式アカウントの取得が必須となります。取得方法が分からない企業や任せたいという企業はメーカーが代行することも可能です。※月額費用と別途料金が発生
  3. MOCHICAとLINEアカウント設定
    MOCHICAと取得した自社のLINEアカウントの連携を行います。自動配信メッセージや利用に向けた各種設定も行います。また、応募者に見せる画面もカスタマイズ可能です。
  4. 利用開始
    各種設定が完了したら、利用開始できます。

MOCHICA(モチカ)にサポートはある?

MOCHICA サポート

採用支援会社が開発したツールなので、サポート体制が充実しています。管理画面から専任の担当者に、無料でチャットを通じて質問や相談が可能です。そのため、「導入したけど活用できなかった」といった心配は無用です。

またMOCHICAでは、導入企業の希望のカスタマイズに合わせた分析レポートを受け取れます。自社にとって分析すべき項目がわからない場合でも、専任の担当者がサポートし、効果的な分析から改善まで行えます。

まとめ

MOCHICAはLINE連携ができる採用管理システムとして満足度が高く、始めの導入の際に不安な操作性というところも使いやすいツールとなっています。

MOCHICAの導入により、応募者とのコミュニケーションがLINEとなり、反応率の向上や今までのメール・電話対応に割いていた工数の削減に繋がります。エントリーからの一括管理が可能なので、応募者と接触する時間やその他のコア業務に力を入れることが出来ます。

また、利用される際の費用は、月額での利用となり、エントリー300名までですとライトプランでの導入が可能なので、中小企業でも比較的導入しやすいのではないでしょうか。

現在、採用管理システムは100以上あると言われています。必ずMOCHICAがおすすめできる!というわけではなく、それぞれの企業にあった管理システムがあります。気になる方は、下記の採用管理システム比較ページも活用してもらえればと思います。

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