学生が求める内定フォローランキング&NG内定フォロー事例

今回のテーマは、『内定者フォロー』です。

内定承諾書を出したのに学生に「内定辞退」されてしまった経験はありませんか?

今年はコロナウィルスの影響により、採用市場が大きく変動したため、6月1日時点での内定辞退率は前年同月から8.4ポイント減少して35.2%となっています。

しかしながら、長期化すると予測される21卒採用。出来るだけ内定を出した学生には、そのまま承諾して入社してもらいたいですよね。

「どうすれば内定辞退率は減るの?」
「どうすればよかったの?」

そんな悩みが少しでも解消されるように、様々なデータなどを参考に“今、学生が必要としている内定者フォロー”を考えていきましょう!!

学生が必要とする内定者フォローとは?

フォローが必要だと思っている学生は全体の約9割

まずは、学生が必要だと思っている内定者フォローについてです。

株式会社ディスコ キャリタスリサーチ調べによりますと、2021年卒・内定学生のうち「フォローの必要はない」と回答した学生は、たったの9.2%。

ということは、約9割の学生が就職先決定のために何かしらフォローが必要だと思っているとになります!同調査の19卒データでは13.3%、20卒では11.3%だったので、年々フォローしてほしい学生が増えているという結果です。

内定フォローを求める学生割合

これは言い換えればチャンス!!フォローの内容次第で、学生の心を繋ぎとめることができるのですから!

21卒学生がしてほしい内定フォローランキング

では、どんなフォローが必要だと思っているのでしょう。まず、19卒と20卒のアンケートを振り返ってみましょう。

2019年卒/1位、食事会や懇親会

第1位:「食事会などの懇親会」(51.5%)(18卒比:+4.8%)
第2位:「現場社員との面談」(47.1%)(18卒比:+2.4%)
第3位:「人事担当者との面談」(42.9%)(18卒比:+0.4%)
第4位:「社内や施設などの見学会」(42.0%)(18卒比:+2.5%)

などと、学生によって分散しているものの、中でも「現場社員との面談」「社内や施設などの見学会」は実態よりも希望する学生が多いという結果でした。

2020年卒/1位、食事会や懇親会

第1位:「食事会などの懇親会」(55.2%)(19卒比:+3.7%)
第2位:「現場社員との面談」(47.4%)(19卒比:+0.3%)
第3位:「社内や施設などの見学会」(44.0%)(19卒比:+2.0%)
第4位:「人事担当者との面談」(40.3%)(19卒比:-2.6%)

食事会などの懇親会は18卒から続けて連続3年1位。「社内や施設見学」が昨年4位から順位を上げて3位へ。

そして、「人事担当者との面談」は、1位順位を落としただけに留まりましたが、19卒の学生と比べると2.6%もの学生が求めておらず、「社長・役員との面談」も昨年より求める学生が減少。逆に「電話やメールでの定期的な連絡」「Eラーニングや通信教育などの研修」が増えていました。

2021卒/1位現場社員との面談

21卒してほしい内定フォロー

第1位:「現場社員との面談」(52.2%)(前年比:+4.5%)
第2位:「人事担当者との面談」(42.5%)(前年比:+2.2%)
第3位:「社内や施設などの見学会」(44.0%)(前年比:ー4.2%)
第4位:「メールや電話での定期的な連絡」(31.5%)(前年比:+3.6%)

第5位:「食事会などの懇談会」(31.0%)(前年比:ー24.2%)

新型コロナウイルスの影響をもろに受けたアンケート結果と言っても良い結果となり、「食事会などの懇談会」を求める学生は24.4%も減少しました。

19卒・20卒時にも求める声は大きかった「現場社員との面談」が21卒では初めて半数を超えて52.2%となり、ついで「人事担当者との面談」(42.5%)となっています。また、前年ポイント数を下げた「社長・役員との面談」も今年は3.0ポイント求める声が増え、「電話やメールでの定期的な連絡」は3.5ポイントも増加しています。

この結果からみても、昨年同様のフォローを施していては、完全に的外れなフォローとなってしまうことがわかりますよね。

志望度が上がった、うれしかった内定後フォロー

こちらもディスコのキャリタス就活2021の学生モニター調査から実際にフォローを受けて、「嬉しかった・志望度が上がった!」と回答した学生さんの声をご紹介します。

〇内定後も、オンラインで面談や座談会を設けてくれたので、不安が払拭された。
〇LINE でいつでも相談に乗っていただける態勢を用意していただいた。
〇定期的にメッセージが届いて、会社の近況を知ることができるのが嬉しいです。
〇コロナでさまざまな人が生活に影響を受けている中、自社の生活支援の取り組みを内定者 SNS で多く発信していたこと。社会的責任をもっている企業であることを改めて感じた。

といったように「不安になっている学生のことを考えているフォロー」という傾向が強いように見えます。

逆に「志望度が下がった・・・」回答

〇内定承諾後、本社にて 6 月 1 日に面接があったことは無意味だと感じた。コロナ禍においてメリットがない行
動は企業への評価が下がり、辞退しました。
〇他社の選考を早期に辞退するよう軽く圧がかけられた。他もじっくり見て納得する就活を、と余裕を見せてくれたほうが、志望度が上がる。
〇内定を受諾してから一向に音沙汰がないため、少し不安になる。個人的には、月 1 回くらいでいいので連絡がほしい。
〇週に 1 度、電話面談をしなければならなかったこと。

などと、不安や不信感の声が上がりました。

コロナ禍において、就職活動に不安感を感じている学生は少なくありません。これまで以上に、慎重に、世の中の状況を捉えながら臨機応変に対応していくべきでしょう。

内定ブルー!?・・・そのワケは

内定もらったのに何で?それは不安だから。

ブルーな気持ちといえば、憂鬱な気持ち・落ち込んでいる・浮かない気分といった何ともネガティブな意味で使われますよね。よく、マリッジブルー・子育てブルー・ブルーマンデーなどと言われていますが、近年学生さんたちを悩ませているのは、「内定ブルー」だということなのです。

え??内定もらったのに何で!? それは、不安だからです。

マイナビ調査によりますと、2020年卒の学生の中で“入社予定先企業を決めた後、不安になったことはあるか?”という質問に対して、

「ある」と回答した学生→52.8%(前年比1.6pt増)

21卒では状況がいつもと違いますので、20卒以上に不安感を抱いている学生は多そうです。

こちらの記事で、21卒学生の動向を詳しく解説しておいますので、合わせてご覧ください。

関連記事

【PR】 ▲いまからでも間に合う就活。アドバイザーが就活をサポート!無料会員登録はこちら さて、今回のテーマは【20卒・21卒・22卒学生の就活動向】です。新型コロナウイルスの影響を受けて、慌ただしく21卒採用がスタート[…]

いつまで就活している?最新の内容状況&動向

では、何がそんなに不安なのでしょうか?

そのワケは、

  1. 社会やその会社への適応
  2. 漠然とした不安
  3. ネガティブな情報や評判、近親者の意見
  4. 就職活動への未練
  5. 企業の対応や雰囲気、人間関係
  6. 待遇や条件に対しての不満

に分類されるようです。

中でも、①社会やその会社への適応に関して特に多かった声は、

・社会人としてやっていけるかどうか(39.3%)
・この会社できちんと務まるかどうか(38.7%)

という声。

当然ながら社会人経験がない学生さんたちは、長く働くことをイメージしたライフプランなどを重視する傾向にあります。積極的なコミュニケーションは、学生さんを一人の社会人として成長させていく上でも大きな安心感につながっていくはずです。その安心感がやがて学生さんの「決め手」へとつながり、内定辞退を防ぐことへもつながっていくと私は信じたいですね。

今どき内定フォローをご紹介!

簡単に3つほどご紹介いたします!

SNSやスマホアプリで学生の負荷を下げる。

今どき学生さんたちの特徴の一つといえば、SNS普及による電話・メール離れというのは間違いないですね。いくら積極的なコミュニケーションをとろうにも、メールの未開封や見落としによる連絡不通では先に進むものも進みません・・・。それは同時に人事担当者さんたちのストレスにもなりかねませんね。

そこで!SNSやスマホアプリを用いることにより、学生さんたちからの返信もリアルタイムで得られるようになり、未読か既読かを把握できるようにすることでより効率よくコミュニケーションをとることが可能になるそうなのです。まさに現代ならではの方法ですね!

学生さん自ら翌年の採用パンフレットを作成

これも今どきでは増えてきた実例だそうです。学生さん自身が自分の就職活動の振り返りをし、社内から会社を見つめなおすことで、「就活生」から→「社員」という意識に転換していく。という効果があるそうで、また、翌年の後輩たちが参考にするという責任感が生まれ、人事担当者さんにとっても自社の採用の見え方をリアルに知るきっかけにもなるということ。一石二鳥ですね!!

内定アルバム

ご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?私は正直、初めて聞きました!なんでも、学生さんの会社説明から内定通知までの選考でのポジティブ評価を含めた履歴をまとめてアルバムにして・・・最後のページには「内定書」が!!という仕掛けだそうです。

個人の履歴は選考の段階でまとめられていると思いますので、それをコピーして綴じていくだけで手間もあまりかからず。たったそれだけでも内定者へのささやかなサプライズプレゼントのようなものになりそうですよね。
私だったらきっと嬉しくて温かい気持ちになり「いい会社!」と、入社を決意することでしょう。

最後に

ここまで内定者フォローの重要性をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?学生さんにとっても、企業の人事担当さんにとっても、「内定」はゴールではなく、ココがやっとスタート地点だと思って頂けるととても嬉しく思います。

未来の「つなぐ」はココからスタートです!!ぜひ、最高のスタートダッシュを!!最後までお読みいただきありがとうございました。それでは!またお会いしましょう!

 

▼内定フォローでインターンシップを行う場合は、こちらの記事をご参考ください!

関連記事

今回は、『学生が求める内定者インターンシップとは!?』をテーマに、インターンシップ内容の企画立案方法をお届けします。内定者インターンシップのメリットは?学生は内定者インターシップに対してどのような本音を持っているのか。具体的にどんな内容にす[…]

メリットしかない!学生が求める内定者インターンシップとは!?

 

\参考になったと思ったらぜひシェアを!/

内定者フォロー

今、必要とされる内定者フォロー4点と、絶対やってはいけない内定者フォロー3点
ぜひフォローして最新記事をご覧ください!