どうする?GWなどの大型連休中の採用活動、学生が抱える本音

連休中の採用活動やる?

採用活動が本格化してくる4月~5月。そこに差し掛かるのがゴールデンウィーク(以下GW)。今年のGWは例年通りの5連休で、去年のような10連休ではないにしろ、学生の都合を考えて採用活動を一旦休みにするべきか、学生が休みだからこそ説明会や面接を開催すべきなのか…悩みどころではないでしょうか。

そこで今回は昨年のGW10連休に伴って行われてアンケート調査を基に、『GWなどの大型連休中の就職活動の考え』をテーマに分析していきたいと思います!

GWの選考。学生の本音は?

積極的に開催を求めるのは約2割

GW中といえば、ちょうど選考などに差し掛かる時期でもあります。実際に学生は、この期間に選考を行うことをどう思っているのでしょうか。以下グラフをご覧ください。

                                          キャリタス就活 2020 学生モニター調査結果(2019 年 2 月発行)より

「ぜひやって欲しい」と回答した積極的な学生は僅か19.7%、「やらないで欲しい」と回答した消極的な学生は38.7%という結果でした。

しかし、「やむを得ない」と回答した学生は41.6%で、約半数の学生は、スケジュールが組まれれば仕方ないと就職活動を優先する覚悟を持っているようです。

では、どのような考えで回答しているのでしょうか。

開催してほしい!積極的な学生の声

  • 早く内定が欲しい。
  • 連休で時間だけが過ぎていくのは不安。
  • 地元に帰省する際に地元の企業で採用活動してくれると受けに行きやすい。
  • 理系院生は平日が忙しいので、研究室が休みの間に選考してくれると助かる。

積極的な意見の中には、早く就活を終わらせたいという意見はもちろん、「GWの方が採用活動をしやすい」という地方・理系学生ならではの意見があがりました。

連休に活動を希望している学生は、より自分にあった企業を見つけたいという意欲的な学生が多いですね!

消極的な学生の意見

  • 志望する企業で説明会や面接があれば行くが、志望度によっては見送るかもしれない。
  • 地方から首都圏へ上京するのはいつも以上にお金がかかるし、予約もとれない。
  • 連休に採用を行う企業はブラック企業のイメージがある。
  • しっかり休んで、自分の就職活動と向き合う時間も必要。

「受けたい!」と思う企業でなければ、受けないという学生。また、期間が空いてしまうことに対して不安があるといったあまり積極的とはいえない結果でした。連休に就職活動をやっていると、将来自分も休みがないのでは?と企業の福利厚生を見据えたり、地方学生で上京を希望しているためより一層お金がかかってしまう期間ということを懸念しているそうです。

「やむを得ない」・「やらないで欲しい」という学生は、上記の事情からあまり積極的にはなれないことが分かりました。

できれば連休は採用活動は行わないでほしいのが学生の本音。「是非やってほしい」の学生の意見をみると、GWに来る学生は、その企業への志望度が高い学生と判断できる可能性あり!

他社はGWなどの祝日の採用活動をどうしているのか?

開催予定は12.5%「小売」「サービス・インフラ」業

連休中の採用活動他社

参照:マイナビ「ゴールデンウィークの採用活動について」

マイナビが企業向けに行った調査では、64.8%の企業がGWなどの大型連休には積極的な採用活動を行わない予定ということがわかりました。しかしながら、会社の休日カレンダーが一般的なカレンダー通りではない「小売」や「サービス・インフラ」の業種では実施する割合が高いようです。GWの採用活動業種別

参照:マイナビ「ゴールデンウィークの採用活動について」

面接・選考は学生の希望を出来る限り聞く企業多数

日本経済団体連合会が会員597社に行った調査では、約8割の企業が「面接日を学生の希望を聞いて出来る限り調整」していると回答しています。また、約半数の企業が、場合によっては「土日、祝日や平日の夕方も活用」しているとのことです。

希望を聞く企業

参照:日本経済団体連合会 2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果

特に理系の学生は平日は研究室に行き、土日しか時間がない!という場合があり、特に個別企業セミナーにおいては、文系は平日・理系は土日を希望するというデータもあります。

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約8割の企業が実践しているように、出来る限り学生の希望の日程で選考を実施してあげることが出来れば、「この企業は自分のことをきちんと考えてくれているんだ・求められているんだ」と企業への信頼度と志望度UPにも繋がります。

しかしながら、一人ひとりに丁寧に選考の日程調整をするのはとても手間がかかってしまいます。経団連に所属するような大手企業なら人事担当者が何人もいて出来ることなんだよ・・・。という声が聞こえてきそうですね。

そんなときは、「採用代行・採用アウトソーシング(RPO)」を検討してみて下さい。専任の担当者が、説明会の案内から面接・選考の日程調整を学生一人一人丁寧に行います。

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勿論、連絡する人数の多い1次選考・2次選考のみの日程調整を依頼して、最終面接以降は自社で行うという部分的に切り離しての導入も可能です。売り手市場の今、学生への好感度はとても重要なものです。ぜひ、この機会に「外注する」という手も採用活動の一部として考えてみてください!

まとめ

最後にまとめると「GWに選考を受けに来る学生は希望への志望度が高い」

お休みでも「選考を受けたい」と思っている企業だからこそ、選考に来てもらえます!当日は、「連休中でも足を運んでくれたお礼」を伝えると特別感がでて良いかもしれません。

しかし、「土日祝日に面接・選考を行う=ブラック」というイメージを持つ学生も未だ存在するのも事実。学生の希望を聞いて実施する以外の場合には、どうして土日祝日に面接・選考を行っているのかを学生に説明してあげると、学生も安心するのではないでしょうか。

いかがでしたか?GWまでの採用計画を検討されているご担当者様も多いかと思いますので、是非、ご参考にして頂けますと幸いです!

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