5分でわかる!新卒紹介のメリットデメリット&新卒媒体との違い

5分でわかる新卒媒体と新卒紹介

今回のテーマは、新卒媒体と新卒紹介の違いです。
就職活動といえば、マイナビ、リクナビを代表とするナビ媒体を活用するのが定番となっています。
そのためナビ媒体の解禁となる今年では3月が就活解禁!と謳われ今年の採用活動は解禁されました。
最近では媒体を活用する学生に加え、エージェントを介し、紹介を受けて就活する学生が増えている傾向にあります。

この新卒紹介と新卒媒体の違いについて紹介していきます!

新卒人材紹介サービスを利用するメリット

新卒採用において、人材紹介サービスを利用するメリットを解説していきたいと思います。

新卒紹介はエージェント会社を介して企業側のターゲットゾーンに合わせエージェントに登録の学生を紹介してもらうサービスです。

基本的には成果報酬型の企業が多く初期費用がかからないことで安心して利用できます。

新卒紹介の仕組み

無駄な費用がかからない

初期費用が一切かからず、費用面でのリスクがないことが最大のメリットです。新卒紹介サービスは成果報酬型が一般的。

学生を紹介してもらい、その学生が内定に至った際に費用が発生しますが、入社もしくは入社一定期間内に辞退・退職した場合は返金してもらえます。

成果が出てから費用が発生するため、新卒紹介サービスは費用面において効率的と言えますね。

【紹介のフロー】 学生の紹介⇒選考する⇒内定出し《費用発生》⇒入社or入社3か月《返金不可》

その為、学生を紹介してもらう段階や選考の段階では、費用が発生しません。

採用業務の工数を削減できる

従来の採用活動は、書類選考、複数回の面接スケジュール管理など、工数がかかります。多くの選考をおこないたい一方で、こういった採用活動は負担になるのではないでしょうか。

しかし、新卒紹介を使えば、紹介サービスを利用する学生の選考日程調整や内定フォローも全て紹介会社がしてくれます。

要望により、説明会も代行してくれる紹介会社もあります。
また、あらかじめ紹介会社に人材要件を伝えるため、『人材要件に当てはまらない学生』の選考を省くことができます。

そのため、マンパワー不足を解消することができ、人事の方は要件の当てはまる人物のみの選考に集中し、魅力付けなどに割ける時間を増やすことが可能になります。

急な増員に対応可能

内定辞退などで、急遽求人を再募集しなくてはならないときもあるのではないでしょうか。リクナビなどの求人媒体では、掲載の申請、掲載、学生の応募…といった流れで、結果が出るのに時間がかかります。

しかし新卒紹介サービスならば、紹介会社に登録している学生の中から、採用要件に合った人材の紹介を短期間で受けることが可能です。

絞り込んだ採用が可能

紹介会社には採用要件や求める人物像を提示します。そしてエージェントがその要件や人物像に合った学生を紹介会社の母集団の中から紹介してくれます。

このように求める学生像を正確に伝え、場合に応じて紹介会社を使い分けることで、より絞り込んだ採用が可能になります。

学生の意見を正確に知ることができる

自社での採用だけだと、選考後に学生の生の意見を聞くことができません。仮に感想を求めたとしても、相手が正直な意見を述べてくれているのかはわかりませんよね。

しかし、選考終了後や内定出したあとに専任のキャリアアドバイザーが学生に感想や気持ちを確認しますので企業にもきちんとフィードバックいたします。

その為、次回の選考で役立てて頂いたり、内定フォローの際に役立てることができます。

知名度が低い・業界イメージが悪い企業でも集客が可能

上記のような企業が就職サイトやイベントに出展したとき、エントリーする前に興味をなくされてしまう場合があります。「知ってもらう」段階までいけないのです。対して紹介サービスであれば、キャリアアドバイザーが学生に直接紹介するため、『知ってもらう』という第一段階には確実にいけます。

また、貴社の魅力を紹介会社とすりあわせしておけば、紹介するタイミングで『貴社の魅力を訴求すること』もできます。

新卒紹介のデメリット

費用面でのリスクを負いたくない、採用業務を少なくしたい企業様には、便利なサービスかもしれませんね。ただ、そんな紹介サービスにも懸念点はあります。こちらの章で「デメリット」を見ていきましょう!

母集団が少ない

現在学生の民間企業就職希望者数は42.3万人と言われている中、紹介サービスを利用する学生は7万人ほどです。近年普及してきた紹介サービスですが、就職サイトに比べると母集団が少ないのが現状です。

適した学生がいない場合もある

当たり前の話ですが、紹介会社に登録している学生の中からしか紹介できません。

デメリット1の「母集団が少ない」と繋がりますが、売り手市場の近年は、紹介会社も学生の集客に苦戦しています。そのため、自社に適した人材を集客できていない紹介会社もあるかと思います。

また、少ない母集団の中で学生を企業に紹介しなければならないため、紹介会社によっては、『自社に適していない学生』を紹介されてしまう場合もあります。

採用コストが高い

紹介サービスは前述したとおり、採用業務の一部を代行してもらえます。つまり、代行分の金額も上乗せされている為、採用コストは平均よりか高い傾向があります。

3名以上の採用であれば費用を考慮すると就職サイト等を使用した方が安くなるかもしれません。

一人あたりの採用費用が高い

新卒紹介サービスでは紹介した学生が入社した際に紹介料が生じます。その紹介料は、採用した人材の年収30%前後が相場とされています。採用した人数に比例して支払う料金が変わってきます。

改善策としては、新卒紹介と他の採用手法をうまく使い分けることです。他の採用手法で補える部分は補い、自社の母集団にいない学生は新卒紹介を利用することがいいでしょう。

「新卒媒体」のメリット&デメリット

新卒媒体は基本的に一定期間自社の採用ページを掲載することでエントリー、説明会への参加を促す広告となります。オプションによっては広告を打つだけでなく、企業側からも学生にDMを打つことができたり、アクションを起こすこともできます。

メリット1:母集団が多い

今年3月時点でマイナビ登録学生約62万人、リクナビ登録学生約49万人と、圧倒的に母集団が多いことが魅力に上がります。同時に多くの学生に自社を認知してもらえる機会となります。

最新の登録学生数が知りたい方は、こちらからご確認ください!

メリット2:魅力を伝えやすい

紹介ページの記事や写真、上位表示オプションなどを上手く利用することで就活生の目に触れる機会が増え、会社としての魅力を伝える機会になります。

積極的に就活生へのコンタクトを取れるDM(ダイレクトメール)、スカウトメールを駆使することでより効果的です。

デメリット1:掲載企業が多く埋もれがち

学生の母集団が多い一方企業数も12000~26000社と多く掲載されているため、どうしても埋もれてしまう可能性も高いです。

■サイト名 マイナビ2023 リクナビ2023
■登録学生数 619,918人 487,246人
■掲載企業数 26,367社 12,650社

(2022年3月時点)

デメリット2:工数がかかる

数多くの学生が説明会に参加される可能性が高くなるが、その分ターゲット層でない学生に対しての工数もかかってきてしまいます。またあくまでも広告なのでオプションも時期を見て管理をしていかないと集客もなかなか効果が得られないです。

「新卒媒体」の活用ポイント×3

とにかくできるだけ沢山の学生にお会いしたい企業様にはぜひおすすめしたいです。
採用ターゲットが広く、採用枠数の多い企業様にはとにかく様々な学生さんにお会いする場となります。そんな媒体を使う際のポイントをまとめました!

オプションの活用

上位表示のオプション

学生が業界や職種などカテゴリーから検索した際に上位に表示させるオプションです。
リクナビ・マイナビ共に用意されており、最上位表示・通常上位表示と2種類あるようです。
期間がリクナビは12週間のみのようですが、マイナビは4週・8週・12週と期間も選べます。

DM(ダイレクトメール)/スカウトメール

学生さんからのエントリーを待つだけでなく、直接学生さんにアプローチすることもできます。
学生さんのデータを見て採用ターゲットに近い、是非選考を受けて欲しいと感じる学生さんは積極的にスカウトメールを送っていきましょう。
ただ、スカウト系の誘致は早期のうちはレスポンスがあるようですが、3月の就活解禁を皮切りに右肩下がりとなってしまうようです。
時期をしっかり見極めて送ってみてください。

掲載情報量をアップするオプション

限られた紙面ではありますが、その掲載できる範囲を広げることが出来ます。
例えば同じ大学の先輩のインタビューや、会社の様子など最低限の募集要項、会社の事業内容以外にも実は学生目線でいくとここが気になるかも!というプラスアルファの情報が掲載できるようになります。

採用のターゲットの明確化

いざナビ媒体に載せる!と決まってから大事になるのが、いかに限られたスペースに自社に惹きついてもらえる内容を書き、採用のターゲットゾーンにエントリーしてもらうか。という点になります。
明確にターゲットゾーンが分かっていれば、募集要項ないに、どういう内容を書いていくかも変わってきます。
下記3点は、特にクリアにしていきましょう!

  • どれくらいの人数採用したいのか
  • 性格面やスキル面でどういった方が欲しいのか
  • どのポジションで特に募集がされているのか

自社に合った媒体/ツールの選定

リクナビ、マイナビが大手&競合と言われ、とにかく登録者の多いトップ2媒体ですが、登録している社数が多く埋もれてしまうというのも悩みのひとつです。
他の媒体/ツールにどういうものがあるのか、トレンドも含め、4つ程ご紹介いたします!

キミスカ

株式会社グローアップが運営する、スカウト型のメディアです。自分でどの企業を見ていいか分からないという学生さんは多いもので、早期のうちは特にこういったスカウト系のサイトを活用する学生が多いです。他の大手ナビサイトに比べて安価な点も魅力のひとつのようです。

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Offer BOX

株式会社i-plugが運営するスカウト型のメディアです。

こちらのスカウトの特徴は企業側のスカウトは100通まで、学生側のエントリーも9社までと限定されている点が挙げられます。
マッチングしやすさがあります。

数年前までは関西圏の登録学生が多い印象でしたが、年々登録者数を伸ばし、2024卒はすでに学生登録者数が約4万人を超えるほどに成長しています。

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朝日学情ナビ

近年知名度を上げてきて、イベントや学生から情報でよく耳にすることがある媒体かと思います。
逆求人型就活サービス 就活支援コンテンツ部門でオリコン顧客満足度No.1を誇り、ダイレクトリクルーティングの中でも登録学生数約40万人と最も多くなっています。LINEとの連携が得意なことや、就活イベントの開催が多いといった複数の強みがあります。

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あさがくナビ

パッションナビ

学生さんから聞く意見として、「ベンチャー企業を調べたい時に大手ナビサイトはあり過ぎてどこが優良か分からない」という言葉をよく耳にします。
ベンチャー企業をあえて受けたいと言う学生さんに特化しているので、企業側も採用のコストを減らすことが出来、双方に利点があります。
学生側のアピールも動画や漫画、情熱フェスタと呼ばれるイベントなどユニークなものとなっています。

新卒紹介サービスを利用する上でのポイント

新卒紹介サービスは、便利な反面、学生の質であったり、紹介してもらえる数といった懸念はあるかもしれませんが、媒体で効果が出なかった企業様向けに、紹介会社の活用を是非おすすめしたいです。

エージェントを介することでニーズに応えた学生の紹介はもちろん、採用における工数も代行してくれる利点があります。
そんな新卒紹介を利用するにおけるポイントをまとめてみました。

トータル的なコスパを考える

採用における最大の生産性の高さは、自社の内定・承諾する学生のみが選考に来ることです。
そんな理想に近づけるのが新卒紹介の利点です。説明会を開いて多くの学生が来てくれても、ほとんどが採用ターゲットでなかったら無駄な工数になってしまいますよね。

また、採用人数が少ない場合、新卒紹介サービスを活用することでコスト削減に繋がります。また、職種ごとにナビサイトと新卒紹介サービスの使い分けもできます!

例えば採用人数が多い総合職や営業職はナビサイトで、採用人数が少ない管理部職や事務職は新卒紹介サービスを活用する事でマンパワーが不足している企業に効率よく採用活動を行うことができます

また、選考~入社までのフォローも紹介会社がするので安心して任せられます!採用したい子に時間を割くためにも工数は減らしていきたいものです。

紹介会社に『人材への要望』『自社の魅力』を明確に伝える

企業に紹介すべきかどうかを判断するのは紹介会社のキャリアアドバイザーです。

担当者が人材要件を正しく認識していない場合、紹介される学生の人材要件が適していないこともあるでしょう。紹介会社ときちんとすり合わせることが大切です。

また、貴社の魅力を担当に伝えることも重要です。学生に魅力付けをするのも、もちろん紹介会社です。

せっかく貴社に魅力があっても、担当が学生に伝えられなければ意味がありません。業務内容や福利厚生だけでなく、社風や社員の特徴など押しどころとなるポイントは全て伝えるようにした方が良いでしょう。

選考1回1回の感想やフィードバックの共有、志望度や他社選考の状況確認など連携スピードを速めることで学生側の温度感も低くすることなく内定まで進めることが出来ます。
内定後の承諾までの最終フェーズも不安に感じていること、学生のニーズ(内定後面談や親御さんの説得)など柔軟に対応していきましょう!
こうしたひとつひとつのスピード感が採用成功に導いていけます。

内定者のフォロー

内定の承諾をした学生も企業側のフォローが無いと不安に感じてしまいます。
紹介会社と連携しつつ、内定後のフォローはしっかりと行っていきましょう。
内定者懇親会や、入社前インターンシップなど一緒に働くメンバーとの接点を持てる場を設けるなど入社の段階まで気が抜けませんが、丁寧に行うことで入社後のギャップも減らし、離職率の低下にも繋げていくことが出来ます。

いくつかの紹介会社を、選定して利用する

紹介サービスは完全成果報酬型の為、複数の紹介会社を利用するのが一般的です。ただ、だからといって10社20社と取引するとそれぞれの紹介会社とのやり取りが面倒になってしまいます。

  • 何社使うのか?
  • どういう基準で紹介会社を選ぶのか?

それぞれ決める必要があります。

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ここまで、新卒「媒体」と「紹介」の違いについてご説明させていただきました。
次の項目では、弊社にて取り扱いがございます。新卒紹介サービスの資料について、ご紹介させていただきます!

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まとめ

本日は、新卒紹介と新卒媒体の違いについて、お話致しました。現在絶頂の売り手市場とされる中、新卒の採用は年々困難を極めています。

採用活動も就職活動も波があるからこそ、新卒媒体を使うか、新卒紹介を使うかは時代によっても使い方は見極めが必要なようですね。

今回新卒媒体、新卒紹介を知る機会となれたでしょうか。2024卒の採用に向けて新卒媒体、新卒紹介の違いはポイントを抑えられましたでしょうか。

採用における課題点を振り返って弱点となった点を補填できるコンテンツを利用していきましょう。

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