内定者インターンシップとは?満足度を高める企画立案&他社事例

メリットしかない!学生が求める内定者インターンシップとは!?

今回は、『学生が求める内定者インターンシップとは!?』をテーマに、インターンシップ内容の企画立案方法をお届けします。

内定者インターンシップのメリットは?学生は内定者インターシップに対してどのような本音を持っているのか。具体的にどんな内容にすればよいのか、などを事例とともにご紹介していきます!

内定者インターンシップとは?

内定者インターンシップとは、自社の内定を承諾した内定者が、4月の入社前に会社で働くことです。

実際に働くことで、入社後のイメージが沸きやすいため、内定後にインターンシップを経験したいと思う学生は少なくありません。

内定者インターンシップをやるメリット

マイナビの調査において、内々定先のインターンシップで満足度が5段階中5をつけた学生は、入社半年後も勤務先への満足度が高いことがわかっています。

入社後勤務満足度とIS参加の関係性

画像引用:マイナビサポネット

「現在の勤務先のインターンシップに参加していた人」に、「そのインターンシップにどの程度満足していたか(以下、IS満足度)」を5段階で聞き、別途聞いた「現在の勤務先の満足度(以下、勤務先満足度)」との関係を調べたところ、「IS満足度:3以下」だった人で「勤務先満足度:5」なのは9.8%、「IS満足度:4」だった人で「勤務先満足度:5」なのは13.4%と、いずれもごく少数なのに比べ、「IS満足度:5」だった人では実に6割(59.2%)が「勤務先満足度:5」でした 引用元:マイナビサポネット

学生にとってのメリット

1、入社後に同期と差を付けられる

「早く仕事を覚えて、慣れたい」と学生は思います。

2、入社後の働いてるイメージが沸きやすい

社会に出て働くことに対して不安を抱えている学生も多いので、早くから入社後の働くイメージが見えると、学生も不安が解消されます。

企業にとってのメリット

1、入社後のギャップをなくせる

就活では企業の良い面だけを見てしまっているため、入社直後の新入社員は少なからずギャップを感じてしまう可能性も大いにあり得ます。その急激な変化を感じさせないために、ワンクッション置くという意味でも、インターンシップを開催するメリットがあります。

2、企業が新入社員を知ることができる

採用活動(面接・面談・筆記試験)では、見ることのできなかった内定者本来の、特徴や強みを把握することができます。入社前の段階で内定者の配属先を検討することができ、四月から素早いスタートを切ることができます!また、インターンシップをアルバイトのような形にして、働いた分だけの報酬を与えることにより仕事に対する責任感の持ち方などを学ぶこともできます。

3、内定辞退を減らせる

内定者は入社して働くということに対して不安を持っていることが多いです。そのため、早くから実業務を触ることにより、入社後の不安がある程度解消されます。また、現場社員との接点が増え、会社への帰属意識が湧いてきます。それによって、入社への意欲が高まるため、結果的に内定辞退率を下げることができます!

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内定者インターンシップ企画立案のコツ

企画立案のコツ開催することによるメリットが大きい内定者インターンシップ。学生への満足度が高めるには、どのように企画を立案すれば良いのでしょうか?

学生の目線に立って内容を企画する

学生は、職場の雰囲気、仕事の内容、社会に出てから使えるビジネスマナー、スキルなどが身につくことを期待して、インターンに参加します。

入社後の不安を少しでも解消できることを期待している学生が多いと思うので、内定者インターンシップを行う際は、学生の気持ちになって考えるのが一番だと思います。

実際の仕事に触れさせることが理想的

インターンシップといっても、ただのグループワークで終わってしまっては学生が、スキルを身につけた実感を持ちにくいので、実際に実務に触れさせて、内定者にスキルをプレゼントしようという姿勢で、インターンを企画しましょう!

課せられた目標を達成できずに自信をなくすこともあるが、何事も素直に学ぶ姿勢が身についたという学生の声もあります!

オンラインで開催する場合にはどうしたらいいか?

オンラインでのインターンシップ実施においては、学生に主体的に参加してもらうための仕組み作りが重要となります!
画面越しでも集中できるよう、オフラインよりも短めに時間を設定し、事前の接続環境の確認や、資料共有などは当日までに終わらせておきましょう。
また、オンラインならではのチャットやアンケート機能を使った双方向でのやり取りを意識し、コンテンツを作成するのが大切です。

内定者インターンシップの内容

やはり、重要になってくるのは、開催の内容です。実際に配属させる現場の人間も巻き込んで綿密に計画することが大切です。

作業ではなく業務の全体把握を

内定者インターンシップの内容は、作業いわゆる雑務といわれるものばかりではなく、会社の業務全体のフローが理解できるものが、より効果的です。

また、学生本人から何がやりたいのかを事前に聞いて、それを加味した内容でも良いと思います。内定者があまり負担を感じず参加しやすい内容にすると良いでしょう!学生からすると、企業側から出された内容は否定しにくいものでもあります。

スケジュールは早めに連絡

内定者インターンシップを実施する時期として、学業に差し支えることのない時期を選びましょう!

卒業論文がある学生もいるので、その辺は配慮が必要です。スケジュールは早めに提示し、参加が難しい学生は、別途フォローアップすることができれば、学生も前向きに取り組めるでしょう。

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インターンシップの内容

他社の事例

内定者インターンシップを行っている企業の事例をいくつかご紹介します!

株式会社サイバーエージェント

amebaブログをはじめ、CygamesやAbemaTVなどを展開する株式会社サイバーエージェントでは、22卒採用において選抜型インターンシップを夏と冬に実施し、その様子を21卒内定者が新卒採用チームに所属し、内定者インターンとして次年度のインターンシップについて密着取材しています。(情報参照:サイバーエージェント

株式会社ユーザベース

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」や経済情報プラットフォーム「SPEEDA」などの経済・ビジネスサービスを展開する株式会社ユーザベースでは、”インターンとして働くならば、業務内容だけではなく、企業の文化とのマッチングも非常に重要”だという理由で、それぞれのサービスにおいて、常時インターンシップの募集を行っています。

実際に参加した学生は、下記のようにリアルな気持ちをインタビュー記事内で語っています。

ルーティンワークではなくプロジェクトで走ることも多いし、アウトプットする機会があるのですごく充実感があった。「やりたいと少しでも思っているなら、一旦半年頑張ってみて仮説検証すればいいんじゃない?」と背中を押してもらいました。その結果、インターンを通して「編集者になりたい」という自分の「やりたい」が決まった。 情報参照:株式会社ユーザーベース

ディップ株式会社

バイトルやはたらこねっとなどの求人媒体を運営するディップ株式会社では、自社のオウンドメディア「StartupTimes」と「AINOW」において、ライティング業務をインターンシップとして実施しています。

実際にライターとしてインターンシップを行った学生は下記のように語っています。

1日2~4本の取材をして、その合間に記事を書いています。結構な勢いで本数を仕上げていく中で文章を書くためのスタミナはつきました。そのほかにも取材スキルを身につけられたと思いますね。情報参照:ディップ

その他、人材業界・広告業界での事例

【某人材会社】コラム作成/SNS

学生の本音を広報活動としてダイレクトに伝えることを目的としています。若者が常に触れているSNSを利用して、広報活動をし、それにより会社の理解を深めていくというものです。

【某広告会社】

内定後にアルバイトとして働かせ、早い段階からの新入社員教育を目的としているようです。早い段階から働かせることにより、4月のタイミングで良いスタートができること間違いなしです!

まとめ

以上、「学生が求める内定者インターンシップとは!?」をお届けしました。どんな内定者インターンシップをしたらいいのかわからない!という方の参考に少しでもなれたら幸いです!

学生側、企業側の関係性を考えたときに、双方どちらにもメリットがあるのが内定者インターンシップだと思います!

内定者インターンシップを始めよう、見直してみようと考えている方は、一度学生の気持ちになって考えてみると、より良いインターンになるかもしれません!

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