年々と難しくなっていく新卒採用。満足に採用が出来ていない企業のために、今回は学生からの好感度をアップさせる面接方法・面接の工夫点を3つに分けてご紹介します!
ご参考になれれば幸いでございます。
面接に参加することのハードルを下げる
従来の新卒採用現場では、学生たちが履歴書・エントリーシートを企業に送り、企業はエントリーシートを見て会いたい学生だけに連絡をしていました。
現在は、企業と学生の立場は逆になり、学生が数ある企業を選び、気になる企業にだけ面接に行く流れになっています。
ここでの懸念点は。応募はしたが面接に行くほどそこまで気持ちが強くない、そもそも忙しくて・面倒くさくてたくさんの面接を受けたくない、遠方の場合は志望意欲が高くなければ面接に行きたくないという思いが、彼らの根底にあるということです。
「応募をしてきたのは学生側だから絶対に面接に来る」という固定概念は捨て、下記の工夫をすれば多少なりと彼らが面接に行きやすくなるので試してみてはいかがでしょうか?
【工夫その1】面接回数を減らし、選考期間を明言する
新卒採用の場合、応募書類選考・会社説明会・SPI・グループディスカッション・面接3~4回・リクルーターとの面談・最終面接と、非常に多くの採用ステップを踏みます。
この流れを、採用の前半から思い切って変え、例えば「面接2回、1週間で合否判定」というように明言してみてはいかがでしょうか?
少しリスキーに聞こえるかもしれませんが、1週間でなくても2週間ほどで合否が出るようなスピード感であれば、応募者の志望意欲を下げるリスクや他社に流れるリスクは減少しやすいでしょう。
【工夫その2】オンライン説明会・面接を取り入れる
オンラインでの会社説明会などは採用現場で主流になってきました。
システムトラブルがあった場合のリスクはあるものの、最近ではURLを1クリックすれば簡単にビデオがつなげるシステムもありますし、何より遠方の学生の交通費を軽減することが可能です。
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【工夫その3】面接に参加する事で特典がもらえる
とてもシンプルな方法ですが、結局のところ「面接に参加した全員にクオカードを差し上げます」という文言があれば、学生たちの動きは改善されるはずです。
しかしながら、商品券など生々しい金銭で釣りすぎるのも企業イメージが悪くなります。
たとえば、面接に参加したあとは社員と懇親会があり「軽食が無料で食べられる」「1次面接でいきなり社長に会える」「就活に役立つものやビジネス本を1冊ずつ配る」など、仕事につながる特典があれば、何もない時よりも人は動きやすくなります。
好感度アップのために連絡方法を見直そう
面接には参加したものの、対応してくれた社員の雰囲気が悪い、逆に何も変わり映えがない対応をされれば学生からの印象は一向に良くなりません。
ちょっとしたことではありますが、連絡するときに次のことを取り入れてみてください!
【工夫その1】思い切ってファーストネームで呼ぶ
ビジネスのシーンでは、名字で呼ぶことが一般的ですが、だからこそ下の名前で呼ばれることはインパクトがあるのです。
極たまに、面接のときなどに応募者を受付番号で呼ぶ企業もありますが、下の名前で「〇〇さん、ぜひ弊社の面接にきてください」と言われるのと、苗字や番号で呼ばれるのと比べ受け手の気持ちはかなり変わってくることもあります、、!
【工夫その2】LINEの連絡にはスタンプを入れてみる
日系のお堅い企業であれば、絶対にありえない…と思うかもしれませんが、今の学生たちは生まれた時からスマホに慣れ親しんでいるデジタルネイティブ世代の若者です。
メール文化は通用せず、親ともLINEでやり取りして育ってきた世代です。そのため、メールで固い文章を送るよりは、多少砕けすぎかな?と感じるくらいで良いので、スタンプを送るなどチャレンジしてみてください。
スタンプは、言語化できない気持ちを表現できますし、カジュアルな雰囲気で親しみやすさを与える事ができます。
送りすぎには注意をしつつ、多少フランクなやり取りの方が学生さんの好感度はアップするでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか??
繰り返しお伝えしますが、学生は多くの企業の中から1社を選び、企業は選ばれる立場にいます。この情報社会に育った学生からすると、より透明度高く情報開示している企業を好むことと思います。
なので、もし可能であれば、SNSの採用アカウントや自社採用サイトで、どのような人が面接官なのか可能な限り写真を載せておくと良いです!採用担当者の顔を出すとで、この会社はしっかり情報開示していて信頼できると伝えることができます。
以上、今回は、学生からの好感度をアップする秘訣をお伝えしました。学生の立場、気持ちをよく理解して、1つずつ取り入れてみてくださいね!
次回も、どうぞお楽しみに!